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木造軸組工法
伝統的な(柱、梁、筋交い)工法です。品質の均一化に向けて、構造集成材や乾燥構造材を使ったり、仕口(接合部)を金物で接合する工法、プレカット(仕口を機械で加工、コンピュータで指示)が、あります。
 
ツーバイフォー工法
アメリカが、発祥の工法です。面で積載荷重や外力を地盤に分散させる工法です。間取りの自由度は木造軸組工法に軍配が上がります。
 
積積造
鉄筋とモルタルを挿入して、ブロックを一段づつ積み上げる工法と、予めブロックと鉄筋を組んでおいて、コンクリートを流し込む工法があります。
 
鉄骨造
軸組を鉄骨で組む工法です。木造に比べて、柱のスパンが広く計画でき、剛性もあり間取りやデザインの自由度も高い工法です(木造軸組工法の鉄骨版と考えたら分かりやすいかもです)。
 
鉄筋コンクリート造
鉄筋で引張力を、コンクリートで圧縮力を賄う工法です。間取りに自由度の高いラーメン構造(木造軸組工法のコンクリート版)と、柱の出っ張らない壁式工法(ツーバイフォー工法のコンクリート版)の二つがあります。どちらも自重があるので、基礎が大きくなります)。
 
鉄骨鉄筋コンクリート造
高層建築に採用する工法で、低層の住宅に採用することは希です。
 
スケジュール
工法・予算・こだわり・打ち合わせの内容・密度によって変わります。また設計事務所によって、差異があります。平均値は基本設計期間として1〜3ヶ月、実地設計期間として3〜9ヶ月でしょう。
 
工事監理者について
工事監理とは、その者の責任において工事を設計図書と照合し、それが設計図書のとうりに実地されているか、を確認する業務です。工事監理の種類には、常駐監理と重点監理の2種類があります。個人の住宅は重点監理で行われることがほとんどです。重点監理とは、工事の難易度や工事の進行状況によって、2回/月〜1回/2週、重点的に監理する体制のことです。
 
施工管理者について
現場監督と呼ばれる現場の責任者です。工程管理・品質管理・現場の安全管理、そして企業人として、利益の確保が主たる目的です。読み方は同じでも工事監理とは異なります。
 
職人さんについて
大辞林 で検索すると、職人とは 大工・左官・飾り職・植木屋などのように、身につけた技術によって物を作り出したりする職業の人。
和英辞典では、workman、craftsman、artisan
 
スケジュール
構造・グレード・仕様・難易度・人的要素が、複雑に絡まりますので一概には言えません。2階建100平方m、木造乾式工法で4ヶ月、鉄骨造・鉄筋コンクリート造5〜8ヶ月でしょう。木造以外は自重が大きいので基礎が肥大化します。主たる遅延の要因は地面と天候です。
 
工事費について
俗に“坪単価”で、高い安いが判断されますが、まったくこの数字は、根拠はありません。これは工事費を面積で割っただけの目安です。同じ床面積でも正方形と長方形では、外壁面積が増加して、合計金額が上昇します。紙に描いてみれば分かります、浴室とリビングの中央の部分を同じ物差しで判断することに無理があります。トイレの数、浴室の仕様が、在来工法のタイル貼かユニットかでも変わります。水回りが離れているか、コンパクトに纏まっているかで、皆違います。
 
見積書とは?
各工事を施工する職方が図面を読み、サイズと仕様を確認しながら、材料費と工賃を設定して、値を入れた製作物の合計金額が、書類となって纏めた書類です。見積作業の途中に、幾らぐらいになりそうですか?って、尋ねても誰も答えられないです。字の如く、図面 を“見て積みあげてる書類”です。見積書の読み方は「住まいづくりの寺子屋」のページに、掲載しています。
 
 
設計事務所の種類は?
4種類あります。建て主の窓口は意匠設計事務所です。意匠設計事務所(意匠の設計・監理、意匠の積算や申請を担当)
構造設計事務所(構造の設計・監理、構造の積算や申請を担当)
電気設計事務所(電気の設計・監理、電気の積算や申請を担当)
設備設計事務所(設備の設計・監理、設備の積算や申請を担当)
公共施設や大規模商業施設を本業とする大手設計事務所は、社内に専門の担当者がいます。住宅系のアトリエ事務所は、そのプロジェクトの必要時に、部分的にその業務を、アウト・ソーシングします。積算業務と建築確認申請業務、住宅表示評価申請業務と表示評価業務を受託する事務所もあります。
 
設計図書の種類
設計事務所が4分野ですから種類も当然4つです。但し下記に記した設計図書全部が、建て主の住まいの設計図として、作成されるものではありません。
設計事務所は、建物の規模・難易度・設備内容によって作成する設計図を決めます。設計料の提示と共に、製作図の種類と業務範囲の説明があります。
一般的な木造住宅では意匠設計事務所が全て作成しますし工事監理も担当します。
 
意匠設計事務所の製作する設計図書とは?
仕上げ表、面積表・求積図、敷地案内図、配置図、平面 図、断面図、立面図、矩計図、展開図、天井伏図、各種伏図、軸組図、建具配置図、建具リスト、造作家具図(透視図、模型)日影図などです。
 
構造設計事務所の製作する設計図書とは?
構造設計図、伏図、軸組図、構造計算書などです。
 
電気設備設計事務所の製作する設計図書とは?
受変電設備図、非常電源設備図、幹線系統図、動力設備系統図、動力設備平面図、弱電設備系統図、弱電設備平面図、電灯コンセント設備平面図、照明機具リスト、火報等設備系統図、火報等設備平面 図、エレベーター・エスカレーター等設備図、屋外設備図などです。
 
設備設計事務所の製作する設計図書とは?
空調設備系統図、空調設備平面図、換気設備系統図、換気設備平面 図、特殊設備設計図、屋外設備図、給排水衛生ガス設備計画概要書、給排水衛生ガス設備系統図、給排水衛生ガス設備平面図、消化設備系統図、消化設備平面図、汚水処理設備図、特殊設備設計図などです。
 
共通名称の設計図書(意匠・構造・電気・設備)とは?
共通仕様書、特記仕様書、建築確認申請図書、詳細図 平面 断面標準部分、各種技術資料、工事費概算書、工事費内訳明細書、維持管理費の算出などです。
 
設計のプロセス
設計は、規模の大きな商業施設や公共施設では、発注の形態などにより3段階に分けられて、一歩づつ合意を得ながら推進します。 表現すると下記のカッコの内容となります。基本構想(コンセプトストーリー&メーキング+関係法令調査+平面図・立面図・断面図+竣工パースまたは模型)
基本設計(平面図・立面図・断面図+竣工パースまたは模型+概算工事予算書)
実施設計(必要とする設計図書+工事予算書)、一般的な住宅設計では基本構想と基本設計の区別がなくミックスされます。提出される図書の種類や内容は、設計事務所へ支払う業務の報酬金額により異なります。
構造には、木造軸組工法(在来・金物)、ツーバイフォー工法、鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造、積積造等があります。それぞれ短所長所があり、要望、予算、建築予定地など設計者と確認しあって決定していきます。
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